
三宮は言わずと知れた町中華の激戦区。
その中で60年戦い続けてきたお店がここ「万里」だ。
他のお店とどう違うのか?何か良いのか?雰囲気はどうなのか?
私なりの目線で解説していこうじゃないか。
(いつもと違うテイスト、ちょっと滑りそうな予感、、、)
今回は金曜日の20:30頃、2人テーブル席で乾杯してきた。
「万里」店内の雰囲気
お店は各線三宮駅から歩いて3分程度の位置にあり、
最寄りのJR三ノ宮駅東口からであれば、ダッシュで20秒ほどという好立地だ。
しかしながら、駅からは直接見えない駅前ビルの反対側なので、
生粋の神戸飲兵衛の方々じゃない人からのしたら、ふらっと寄るようなエリアではない。
なんて言いながら、よそ者の私はずっと前から気になっていた。
その理由は、、、

このビールセットが気になっていることと、、、

このショーケースに並んだ写真達が実に美味しそうだからだ。
今時、どこのお店も食品サンプルを置くご時世の中、
写真で勝負している心意気に惚れていたんだ。
この日はなぜか決心がついたので、意を決して扉を開き店内へ。
手前にワイワイとした良い感じのお客さんたちがいたので、もしかして満席?
なんてことが頭をよぎったが、無事奥の席に案内してもらえた。

内観はまさに町中華といった雰囲気で、感じのいいご夫婦が接客をこなされている。
お店の中央には、、、

エモレトロなコカ・コーラの冷蔵庫があり、中にはビールなどのドリンクの他、
ニラなどの野菜も保管されていた。
とここでメニューを確認していこう。

なんとも言えないキャラクターが表紙の大きいなメニューだ。

開くと広辞苑くらいびっしりと文字が並んでおり、正直びっくり仰天って感じ。
単品メニューがひたすら並んだ後に定食、そしてお目当てのビールセットの内容もかかれた大ボリューム。
ちょっと飲んでたら読むの嫌になりそうだが、しっかりとビールセットの内容を読み込んでおこう。
それはなぜかって?
それはお得な内容を見逃さないためだよ。
ちょっと戻ってもう一度確認して欲しい、赤字のメニューから1品、もしくは2品を選び
そこにドリンクが1杯ついてくるという内容だ。
1品の場合は1人前、2品の場合は半人前。
赤字のメニューで高いのはエビチリ1760円、エビマヨ1760円、豚バラ唐揚げ1540円、、、
ん?
まぁ一旦ドリンクメニューを確認していこうか。

えーと、セットに選べるのが生ビール600円、瓶ビール700円、、、
でビールセットが1850円、、、
ん?
これって、、、めっちゃ得じゃない?
だって、エビチリとエビマヨを半人前ずつ頼んで瓶ビールを頼んだら
通常1760円の半分×2品=1760円+瓶ビール700円=2460円になるよね。
でもビールセットを頼めば1850円、その差610円。
いやいや、お得すぎじゃない?
ってことでビールセットを注文することで確定、他は、、、餃子が欲しいくらいかな。
注文内容は決まったんだが、一応他のページも見ておこうか。

こういう写真付きのメニューってありがたいよね。


ほぼ全メニュー写真付きって凄いな。

ガッツリコースもあり。

紹興酒の飲み比べって、ちょっと大人の遊び過ぎない?

こだわりの紹興酒たちも控える、たまにはこういうのも飲みたいんだけどね〜
今、夏だからさ。
(変な言い訳)

注文を無事終えた私を見てくる、
壁面のギョロッとしたお目目のお姉さんがちょっと怖いのには目を瞑り、、、

目の前の可愛い坊やが描かれたお皿を眺めながら待つこと数秒。
あいつが目の前に到着、これが宴開始の合図だ。
「万里」いざ実食!

ビールセット 1850円
ひとりひとセット頼んだビールセット、先に届いたのは2本の瓶ビール。
アサヒスーパードライかマルエフが選べるなら、断然スーパードライ派です私。
(知らんがな)
暑い日差しに照らされ消耗した体を、ビールが冷たく癒してくれる。
これがないと夏、乗り越えられないよね。
(それはそう)

機嫌良く飲んでいるところにひょっこり現れたのは、しっとり系のレバニラ。
私、レバニラが本当に大好きなんですよ、これマジで。
最近は餃子の王将のレバニラのように、高温短時間でシャキッと炒める系が主流の中、
あえてのしっとりべちゃっと系で勝負をしてくる辺り粋だな。
期待に胸と鼻を膨らましながら食べてみると、これがやっぱりイケるんだよ。
全く臭みのないレバーとニラもやし、彩りの人参というシンプルな具材達。
しかし、味付けは複雑かつ実に飲兵衛好みの濃さがある。
1品目からアクセル全開って感じで、これは結構良いぞ。

次に届いたのは、ギョロ目イラストお姉さんもおすすめしていた豚バラの唐揚げだ。
パリッと香ばしく揚げられた豚バラ肉に、食欲を刺激するねぎ生姜ソースがかかった一品。
一見、罪悪感の塊のような見た目だが、生姜ソースがかかっているのでギリギリセーフ。
下に引かれたキャベツと一緒に食べれば、むしろヘルシーって感じ。
(意味不明)
免罪符キャベツと一緒に口に放り込めば、カリッとジューシー、
香味野菜の風味がふわっと広がり思わずビールをグビリ。
えーと、これはちょっとヤバすぎ〜です。
(語彙力がAIユーチューバー)
次はこれ1人前でいいかもしれないな、と思えるほどに美味神だった逸品を一気に食べ終え、
ここで少し寄り道をしてみることに。

ギョウザ(焼き) 430円
インスタ未掲載の焼き餃子、これも結構ヤバかった。
もっちりした皮に包まれたジューシーな餡は、ほのかに肉の甘みを感じる系。
一緒についてきた味噌ダレで食べてもよし。

テーブル調味料で自分好みの食べ方をしてもよし。
最初は味噌ダレ、味変したくなったら自分で配合って感じで食べるがおすすめ。

しっかりと焼き目がついたビジュアルも実に美しいが、味付けはそれ以上に繊細で最高なんだ。
ひとりで行く場合は、ビールセットと餃子の組み合わせがいいかもしれない。
次食べる時は水餃子にしてみようかな。
と寄り道していたが、無事完食したので本題のビールセットへ話を戻していこう。

ここで到着したのは、セットの選択肢の中で一番高額なエビチリだ。
半人前と言いながら4尾も乗っているお得なエビチリは、甘めの味付けで新感覚。
完全に個人の見解だが、これはケチャップ系ベースに甘さを添加しているものと思われる。
その甘さってのは砂糖とかではない、もっと自然でじわーと広がる系の甘さだから辛党でも案外イケる。
いい意味で家庭的な味付けで私は結構好きだが、
本格的な辛さを欲している勢には受け入れられないかもしれない。
個人的にはサクッと揚がった衣とプリッとした海老の食感のコントラストもいい感じで、
結構おすすめ。

なんて言っていると、最後のエビマヨが届いた。
そう、ここのビールセットでは、
他ではあまり見ない、エビチリエビマヨセットというのもありなんだぜ。

見よこの絶景、ありそうでなかった最強のエビ海老ビールセットを。
(結局これが一番得してる気になる)
エビマヨも先ほどのエビチリ同様に結構甘めの味付けなので、
ビールだけでなくご飯とも相性抜群のはず。
このエビマヨが甘いというのは結構ある話で、おそらく隠し味に練乳を入れているんだろう。
この練乳を入れることで、コクとまろやかさをプラスできるうえ、
見た目もテカテカした感じになるので美味しそうに見えるというから便利だよね。
こちらも半人前ながら4尾乗っているので食べ応え十分。
エビ海老ビールセットにすれば海老が8尾に瓶ビール、これで1850円はやっぱり安い。
今回はちょっと追加で瓶ビールを入れたり、焼き餃子を注文したから5000円を超えたが
ひとりの時ならセットだけでも十分と言えるだろう。
ちょっとお得すぎるビールセット、これは活用するしかないね。
はしご酒の一軒目とかにも最高じゃない?
「万里」行ってみた感想
ハイコスパかつハイクオリティで神接客というから驚きだ。
このタイミングになってしまったが、ここの接客は本当に気持ちがよかった。
ご夫婦お二人ともニコニコ上機嫌で、丁寧な言葉使いも素晴らしい。
なんて言うと偉そうだとか言われそうなので、ここら辺にしておくが
本当にレベルの高い接客技術だと感じた。
ビールセット1850円もその技術の1つだろう。
神戸飲兵衛達よ、ここのお店は要チェックだ。
ごちそうさまでした!!
「万里」詳細
【 住所 】兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-3-5 GoogleMap
【 電話 】078-231-9330
【営業時間】月〜土 11:00〜15:00 17:00〜22:00
【 定休日 】日
【 席数 】約30席
【 喫煙 】全席禁煙
【支払方法】現金、PayPayのみ可
8月27日現在の情報につき変更されている可能性があります。
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