
雪降る神戸はしご酒ツアーの2軒目はここ「宝美園」。
正直ね、言っちゃ悪いけどボロボロの外観にワクワクが止まらないのよ。
あぁ、早く中華で飲んで食べたい。
躍る胸を制しながらお店の扉に手をかけた。
今回は金曜日の19:00頃、2人テーブル席で乾杯してきた。
「宝美園」店内の雰囲気
お店はJR神戸駅、もしくは神戸高速線の高速神戸駅から歩いて5分ほど坂を登った先にある。
坂と言っても傾斜はなだらかなので、私のような小太りでも息を少し切らせたくらいでお店に到着できた。
お店の前に着くやいなや感じたのは
お店のテントとかボロボロで素敵!ということ。
これぞ町中華と言わんばかりの外観に、飲兵衛である私はワクワクが止まらない。
今にも踊り出しそうな胸を抑えながら扉に手をかけ、ガラガラっと勢いよく横にスライドさせ入店すると先客は1名。
うんうん、やっぱり雪の日はチャンスデーだなとガッツポーズしながら案内してもらったテーブル席に座る。

お世辞にも広いとは言えない店内に並ぶ、昭和感漂うノスタルジックなテーブルと椅子がなんともいい。

小さすぎて画面が見切れてしまっているテレビも最高だ。
そうそう、私はこういう町中華を求めていたんだよ。
と大きな声を出してしまいそうになったので、グッと我慢してメニューを眺めることにした。

黄色ベースに手書き。
もうね、これを眺めているだけでも飲めるよ、マジで。
アテなしで、何かを眺めながら飲めるのってここのメニュー表とサイゼの間違え探しくらいのものだよ。
あれもいいな、これもいいなという目移りを繰り返すこと数分。
意を決して注文していく。
注文を無事終え、安堵していると、、、

いや、テーブルにもメニュー表あったんかい。
となったものの、私はやはり大きな手書きのメニュー表を眺めるのが気に入った。
あぁ、このメニュー表、国宝とかにならないかな。
なんて叶いもしない妄想をしていると、手元にクールなあいつが届いたぞ。
「宝美園」いざ実食!

ビール(大) 600円
注文するだけで高まってしまった心を一旦スーパードライで冷却していく。
冷静にならないと、せっかくの中華の味がわからなくなっちゃうものね。
クッと飲み干し、しばし小さめテレビを見ながら談笑タイム。
と、そこにやってきたのは、、、

餃子 400円
カリッと香ばしい焼き目が綺麗な餃子ちゃん。
サイズは一口大で女性でも食べやすそうだ。

もちっとした皮に包まれた餡にしっかりと味がついているので、そのまま食べても美味しい絶品餃子。
香ばしい風味としっかり餡が、ビールのペースを自然と引き上げてくる。
これは飲兵衛歓喜餃子と呼んで差し支えない仕上がりだ。
もし味変したくなったら、、、

種類豊富なテーブル調味料の力を借りよう。
今振り返ると、ソースで食べても美味しかったかもな。
(次行った時にやってみよう)
餃子のクオリティの高さに感動していると、、、

肉ダンゴ 920円
テリテリでボディビルダーのような見た目の肉ダンゴがやってきた。
見た目だけでいうと551のようだが、一口食べてみると、そのクオリティの高さに脱帽。
こ、これは、、、
という美味しさで、きっとあなたも驚くはず。
ふわっと柔らかいのにムチッとしてて肉感満点で食べ応え十分で甘酢だれが絶品という仕上がり。
(興奮して早口になること間違いなし)
920円と聞くと高いように感じるかもしれないが、十分、いや、十二分にその価値はある。
飲兵衛なら一度は食べて欲しい絶品肉ダンゴだ。
肉ダンゴの余韻冷めやらぬところにやってきたのは、、、

五目焼メシ 820円
シンプルに絶景かつ美味しそうなビジュアル。
焼メシに乗ったカリッと目玉焼きとしっとり焼豚、このコンビは反則だよね。
添えられたスープもこれまた美味しそう。
一旦落ち着くためにスープからいってみるか。

もやしとネギだけと潔さが飲兵衛心をグッと鷲掴みにしてくる。
ズズっと啜ると、、、味が濃い!
これがおかずなのかと思わされるレベルの味の濃さ。
しかし、このパンチが町中華なんだよ。
さぁ、この勢いのまま、焼メシの卵を割ってやろうか!

うーーーーーわ、これはヤバいね。(語彙力)
焼メシはしっかり炒まっており、具材と醤油の香ばしさが増し増し。
具材はエビや卵、ネギなどが使われており、旨味や甘味などが複雑に絡み合っている。
味付けはスープ同様にしっかりされているので、まさに飲める焼メシといったところ。
焼メシを一口、ビールを一口、スープを一口、ビールを一口。
これくらいのペースで飲めるので、すぐに大瓶が空いてしまう。
実際この日はこの3品で2本空けてしまった。
なんとも恐ろしいビール泥棒中華だ。
ビールが進むとトイレに行きたくなるのが飲兵衛の性。
席を立ち、トイレに向かう途中には、、、

暖かいストーブと雑誌がスタンバイ。
ちょっとノスタルジック過ぎないか〜。
ちなみにトイレは和式なので女性は注意してね。
席に戻りガツガツ中華を食べてゴクゴクとビールを飲み干す。
なんて幸せな時間なんだろうか。
しかし当然なんだが食べて飲むと無くなってしまう。
そのうえもうすぐ閉店の時間。
悲しい。
しかし、お腹と心は確かに満たされた。
さっとお会計を済ませて退店の身支度。
お、雪が止んだようだな。
これはラッキー、新開地くらいまで歩いて行こうか。
さっきまでちらついていた雪はどこに行ってしまったのだろうか?
なんてメルヘンなことを考えながら、新開地へ。
え?ちょっと酔い過ぎ?
別にいいじゃない、金曜日なんだし、人に迷惑かけてないんだし。
こうして開き直ることも時には大事。
これに気づけて初めて大人だ。
「宝美園」行ってみた感想
素晴らしい。
近くにあったら通っちゃうよ。
味と雰囲気抜群、女将さんの接客も満点だ。
町中華好きなら一度は行くべき名店。
アクセスもいいから、是非行ってみて欲しい。
絶対に満足して帰れるよ。
ごちそうさまでした!!!
「宝美園」詳細
【 住所 】兵庫県神戸市兵庫区西橘通1-4-14 GoogleMap
【 電話 】078-576-9767
【営業時間】火〜日 11:30〜14:00 17:00〜20:00
【 定休日 】月
【 席数 】16席
【 喫煙 】全席喫煙可
【支払方法】現金のみ
2月28日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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