五感を満たす幸せなご飯 神戸二宮 「二ノ宮 稀」

【兵庫】二宮

近年の神戸飲兵衛界隈での二宮ブームを牽引しているのは、間違いなくここ「二ノ宮 稀」だ。

洗練された内装、気分が高揚するハイセンスなご飯たち、そして気の利いたお酒のラインナップ。

そのどれもが神戸飲兵衛たちの五感を満たしているのだろう。

さぁ、ご飯食べよう。

今回は木曜日の17:00、2人カウンター席で乾杯してきた。

「二ノ宮 稀」店内の雰囲気

お店は各線三宮駅から歩いて6分ほどの位置にあり、今熱いと噂の二宮筋商店街の中にある。

入り口は一面ガラス張りなので、活気ある店内が見えて入りやすい。

やっぱり、どうしても中が一切見えないお店には入りづらいというのが人間心理。

人気店というのは、こういうところから人を取り込む工夫がされているんだな。

なんて関心しながら扉に手をかけ入っていく。

この日は予約をしていったので、その旨を店員さんにお伝えしカウンター席に案内してもらう。

お店の構造としては、入り口付近がテーブル席で、

奥に調理場が見えるカウンター席が配置されている。

普段であれば圧倒的に調理風景が見えるカウンター席がおすすめだが、、、

こう眺めてみると、洒落たインテリアが満載のテーブル席もなかなかに素敵だ。

早い時間であれば日が差し込むので、とっても気持ち良く飲めそう。

なんて想像してても喉の渇きは癒えないので、早速メニューを確認していこう。

まずはドリンクメニュー。

サッポロ黒ラベルってのが渋くて良いね。

日本酒、ウイスキー、焼酎にワインとなんでも揃っているなという印象。

中でも日本酒と焼酎の種類は多く、玄人飲兵衛でも満足できるはず。

お酒のメニューはこの小さなファイルにも収まっているので

必ずチェックしておこう。

裏返すとフードメニューが。

ここの代名詞の土鍋ご飯は〆に食べるとして、そこまでどう過ごそうかと頭を悩ませる。

正直、ファーストオーダーを考えている時間って一番楽しいよね。

(飲兵衛の皆さんなら分かってくれるはず)

このお店での過ごし方の指針を決めるって感じ。

日替わりメニューも漏れずに確認しておこうね。

無事お楽しみタイムを終えたので、ワクワクしながら待っていると何やら視線を感じる。

ん?なんだ?誰だ?

お、お前か。

私とほぼ同じ体型のお相撲さんがデザインされた箸置き。

これは、、、イジられてる?

なんて被害妄想を脳内で繰り広げながら、手を拭こうと思ったら、、、

お手拭きがオリジナルデザインでビックリ。

流石人気店、抜かりなし。

これは本当に期待できる。

お、きたきた、私のガソリンが。

「二ノ宮 稀」いざ実食!

サッポロ黒ラベル 680円

丸くなるな星になれ。

なんて言われても、時すでに遅し。

丸くなった体型は簡単に戻せないが、最近頑張って走っているんだよ。

なんておじさんの小言は一旦置いといて、久しぶりに飲んだ黒ラベルは美味い。

なんていうか、、、大人の味だよね。

よだれオクラ 580円

最初に届いたのは、なんともそそるビジュアルのよだれオクラ。

よだれ鶏の異母兄弟とインスタでは書いたが、まさにそんな感じ。

(分かりやすい自画自賛)

シャキッとねっとりしたオクラに、ピリ辛なタレが合わさって良き肴に。

お皿のセンスも抜群、これは楽しくなってきたぞ。

ししとうちりめん 580円

届いた瞬間、思わず唸ってしまったこちらのししとう。

ちりめんってこんなに大きかったっけ?と思わず自分の常識を疑った一品。

一緒に口に放り込むと、、、ししとうが結構辛くて最高。

ししとうの辛味とちりめんの旨味がマリアージュ、これはかなり美味いぞ。

大きめカットのししとうは食感が良く、食べ応えもあるので2品目にピッタリ。

素材の旨味を最大限に活かすっていうのは、つまりこういうことなんだろうなと

実感できるハイレベルなアテだ。

鯛と梅肉の春巻き 980円

3品目はビールのペースを加速させる揚げものをチョイス。

この角度、ちょっと見にくいな。

うんうん、これでいい。

大葉・鯛・梅肉の順に巻かれた春巻きは、皮パリパリ中ふっくら。

強力カルテットが繰り広げる旨味の波状攻撃に、思わず口角が上がる。

(興奮しすぎてピントが合っていないのはご愛嬌)

何も付けずに食べても十分美味しいのだが、

お酒との相性を考えると、個人的には塩をちょっと付けた方がいいかも。

もちろん、後半はレモンを絞ってさっぱりと食べるのが良き選択。

春巻きって本当に大好き、私が頼みがちリストに仲間入りさせておくことにしよう。

ズッキーニ炭焼き 880円

全お洒落女子が大好きなズッキーニを、全アウトドア女子が大好きな炭で焼いた魅惑の一品。

(つまり全女子が好きなやつだ)

炭火の遠赤外線でじっくりと丁寧に火入れしているので、

中までしっかりと火が通っているのにみずみずしく、とろける食感が堪らない。

上からふわりとチーズがかかっているので味わい甘く、ほんのり香る炭のいい匂いに悶絶寸前。

美味しさで頭がショートしてしまう前に、ビールでクールダウンするのをお忘れなく。

手羽餃子 980円

さぁ中盤戦。

ここで頼んだのはパンチのある手羽餃子だ。

手羽餃子とは字の通り、手羽先の骨を取っ払って、そこに餃子の餡を詰め焼いたメニュー。

今まで何度か手羽餃子というメニューを食べたことがあったが、

正直ここの手羽餃子が一番美味しかった。

皮のジューシーさ、濃いめの味付け、最高の焼き加減の三拍子揃った傑作だ。

きっとあなたも食べた瞬間笑ってしまう。

手で持つ部分まで貪りついてしまう。

最後に残った骨をしばらくしゃぶってしまう。

普段ならマナー違反かもしれないが、これを頼んだ時だけは許して欲しい。

そう懇願したくなる、理性が吹き飛ぶレベルで美味い手羽餃子だった。

鴨ロース叩き 2180円

私の大好物である鴨。

美味しいものを飲んで食べてしていたら、

ちょっと高いな〜なんて思っていたが勢いに任せて注文してみた。

大抵こういう時の勢い注文は後々後悔することになるのだが、この鴨に限っては大正解。

炭焼き台の上でコロコロしながら焼かれた鴨はしっとりジューシー。

上に乗った薬味をちょいと添えて食べれば、脳汁ドバドバ。

良質な脂は甘く、締まった赤み部分は噛むほどに旨味が溢れる。

このクオリティ、他で食べたら3、4000円しちゃうんじゃないか?

流石のハイコスパ、恐るべし二ノ宮稀。

そろそろお腹いっぱいになりそうになってきたので、〆のアレを注文。

アレとはつまり、アレである。

土鍋ご飯(鱧) 値段忘れ

ここの代名詞、名物の土鍋ご飯。

今回はこの季節旬の鱧をチョイスしてみた。

土鍋を開けた瞬間の香りと顔に当たる心地よい湯気の温もりに、

私の心はトキメキ、頬は紅潮した。

土鍋ご飯は最初、お店の方が取り分けてくれるんだが、その間少し話をしてくれる。

こういうほのぼのした時間って、普段忙しく生きているとなかなか出会えない。

この空気感を出せるという点も、人気の要因の1つなんだろうな。

これ、最高じゃない?

粒だった土鍋ご飯は流石の完成度。

お米は甘く、出汁の味は優しい。

鱧はふっくら、漬物も良き塩梅だ。

この例えが合っているかは分からないが、いい旅館の朝ごはんって感じだ。

なんとも贅沢というか、ゆったりと時間が流れているというか。

土鍋ご飯にはお味噌汁までついてくる。

こういうところが好きだ。

土鍋ご飯のラインナップはお店のインスタ、ストーリーズで確認できるから

事前に確認していってもいいかもね。

無事、完飲完食。

大満足を超える満足感、本当に私の五感が喜んでいるのが分かる。

あぁ、帰りたくない。

こんな気持ちにさせられるお店は久しぶりだよ。

「二ノ宮 稀」行ってみた感想

素晴らしい。

なぜ人気なのか、それはお店に一歩足を踏み入れただけですぐに分かる。

雰囲気、メニュー、飲兵衛の勘。

その全てが、このお店は当たりだと教えてくれる。

土日限定でアサゴハンもやっているらしいので、こちらも行かなくては。

系列店のCOFFEE PUB SAKURAにも行かなくては。

二宮に来ることが今後増えそうな予感。

それはきっといい予感だ。

ごちそうさまでした!!!

「二ノ宮 稀」詳細

【 住所 】兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町2-3-15 プチメゾン 1F GoogleMap

【 電話 】078-855-6506

【営業時間】月〜日 17:00〜23:00 土日アサゴハン8:00〜11:00

【 定休日 】不定休

【 席数 】20席弱

【 喫煙 】全席禁煙

【支払方法】現金、カード、PayPay可

9月2日現在の情報につき変更されている可能性があります。

行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。

インスタでも情報発信しています!よかったらフォローお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました