創業明治四年最古の角打 神戸西元町 「須方酒店」

【兵庫】西元町

神戸界隈で飲み歩いている人であれば、一度は耳にしたことがあるはず。

ここ「須方酒店」の名前を。

曰く、創業明治4年、神戸最古の角打ち。

神戸で飲み始めて早丸4年。

そろそろかと、異空間ともとれる、その空間に足を踏み入れてみた。

今回は火曜日の18:00頃、1人カウンター席で乾杯してきた。

「須方酒店」店内の雰囲気

お店は神戸高速線西元町駅から歩いて3分ほどの位置にあり、方角的には山のほう。

並びには洋食の名店である洋食の朝日や、予約必至のホルモン満月があるエリアだ。

この日は三連休後の火曜日ということもあり、入れるだろうとの見込みでお店に向かう。

お店にトイレがあるか心配だったので事前に行きたかったものの、

駅からの導線にコンビニはなく、並びのスーパーのトイレも開かずの扉と化していたので諦める。

お店の到着。

正直、入りにくい。

あらゆる酒場を躊躇なくはしごしてきた自負はあるものの、

ここはちょっと段違いの難易度の高さだ。

お店の入り口は常にフルオープンで、店内丸見えなんだが

見えない扉が二重にあるくらい入りづらい。

意を決して入店、女将さん一度無視、しばらくしてから反応、カウンター無事確保。

店内は昭和、いや、明治から時間の流れが止まっているような不思議な空間。

タイムスリップというか、、、異空間に掘り出されたような感覚に陥る。

先客の2名はどうやらゴリゴリの常連、これはパナスタくらいアウェーの雰囲気を感じるな。

背中に汗をかきまくりながら、何を注文しようかなと頭をフル回転。

その間も店内は終始無言、こりゃ居心地悪いな。

とりあえず瓶ビールをオーダー。

その間に、、、

黒板に書かれているフードメニューを物色。

お隣の常連さんが食べているのは、、、八宝菜か。

奥の常連さんは、、、八宝菜。

ん?ここ街中華だったのか?

ぼんやりと店内を眺めていると、手元に届いたいつものあいつ。

これで緊張解いていくか。

「須方酒店」いざ実食!

アサヒ大瓶 値段忘れ

この空間で飲むと、いつもと同じはずなのに違う気がする、なぜ不思議。

神戸最古の角打ちという歴史の重みも乗っかって、味が複雑になっているんだろうか。

それともサイバー攻撃のせい?

ハムエッグ 250円

苦し紛れに頼んだのはハムエッグ。

注文してから焼いてくれる、はずもなく

棚からひょいと取り出しレンジでチン。

少しだけ温められたハムエッグはなんの変哲もない、想像通りのハムエッグだ。

ちょいと醤油を垂らすと塩味がプラスされ、ビールの進みが良くなるぞ。

おろしちりめん 160円

ちりめんじゃこに大根おろし、そこに醤油をたらりとかけた玄人好みのひと皿。

ついにこれで飲めるようになったものかと、自分の成長を感じるオーダー。

少し辛い大根おろしとちりめんじゃこの相性は言わずもがな。

ビールをグビリとやりつつ、おろしちりめんをちまちまと。

時間が経つにつれ、常連さんが集まってくる。

すると先ほどまで黙りこっくっていた大将と女将さんも喋り出す。

なんだ、暗いお店じゃないんだな、と思う反面、

初見さんには結構厳しい雰囲気だなと感じた。

まぁ、歴史があるお店だし、地元密着って感じだしね。

お店がワイワイ盛り上がってきたタイミングで完飲完食。

お会計を無事終わらせ、お店を後に。

いや〜、創業明治4年、最古の角打ち堪能しました。

「須方酒店」行ってみた感想

正直、20代30代にはおすすめはできない。

40代でも溶け込むのに、相当時間がかかりそうな予感がする。

正直20代の時の私であれば、入ることもできていなかったであろう難易度の高さ。

個人的には常連さんを大事に、若い初見さんは寄せ付けない。

くらいの圧を感じた。

しかし、これも経験、来ないと分からない。

若手飲兵衛の皆さん、興味本位だけで行くと後悔することになるので注意が必要。

歴史を感じる観光地、くらいの心持ちであればいいのかもしれないね。

異論は受け付けるし、そんなことないよって意見も多くあるだろうが

私個人としてはそんな感じ。

行ってみる勇気ありますか?神戸最古の角打ちに。

ごちそうさまでした!

「須方酒店」詳細

【 住所 】兵庫県神戸市中央区下山手通8-7-5 GoogleMap

【 電話 】非公開

【営業時間】月〜土 10:00〜20:00

【 定休日 】日、他不定休

【 席数 】オールスタンディング10席程度

【 喫煙 】全席喫煙可

【支払方法】現金のみ

12月12日現在の情報につき変更されている可能性があります。

行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。

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