建仁寺で風神雷神図屏風や双龍図、◯△□乃庭などを堪能した後
ブラブラしていたらちょっとお腹が減ってきた。
どうやら芸術的な物を見るとお腹が減るらしい。
駅周辺でお店を探してみると「永正亭」が近くにあったので覗いてみると
「奥どうぞ」とのことなので入店。
今回は金曜日の14:00頃、1人テーブル席でランチしてきました。
「永正亭」店内の雰囲気
お店の外にはメニューと有名人のサインや紹介された雑誌の切り抜きが。
京都と言えばここ！
という人も多いようだ。
月亭八光が紹介しているってことはどうやら間違いないらしい。
いいお店だという確信を持って扉を開けると
外観通りの細い店内。
おやつの時間にも関わらず席は満席。
本当に人気があるお店なんだなと実感すると同時に
期待感がどんどん膨らむ。
席に着くと女将さんからお茶を渡され
「何にする？」と聞かれたもののメニューを決めていない。
「ちょっと考えます」と一旦保留しメニューに目を落とす。
京都の中心地にありながら思っているよりもリーズナブルな価格にまず驚く。
その次にメニュー数の豊富さに驚く。
裏返してお酒があることに驚く。
という落ち着かない状況下で頼んだのは特田舎そば。
「温かいのと冷たいのどうする？」
と聞かれたので迷わず
「温かいので！」と食い気味に返事をする。
その理由はこの日は3月中旬というのにかなり寒かったせいだ。
しかもその上結構歩いた。
人（9割が外国人）が多いから余計に疲れる。
京都は本当にたまにでいいな。
なんて思っていると目の前に特田舎そばが登場。
「永正亭」いざ実食！
特田舎そば 630円
想像を超える彩り鮮やかな田舎そばに当然テンションは上がる。
ねぎ、大根おろし、海苔、天かす、うずらの卵が乗っており
630円にしてはかなり豪華である。
トッピングが多すぎて主役のそばが身動き取れないと嘆いてそうだな。
なんてどうでもいいことを考えながら箸を割る。
そばを引っ張り出して一口食べてみると
ちょっと柔らかめで食べやすいという印象。
出汁は京都っぽくない濃いめの色と味付け。
そもそも京都っぽいというのが何か分からないが
完全な個人的イメージで言うとそんな感じ。
しかし、そのおかげで数多くあるトッピングにも負けてない。
これは計算されているのか？
と頭の中でポジティブに変換してみる。
途中でうずらの卵を割ってみると
驚くほどにマイルドな味付けにトランスフォームしたそば。
どちらで食べてもかなり美味しい。
それに加えて、このそば普通盛りでも結構なボリューム。
これを大盛りにしちゃったらお腹10割に到達しそうだな。
普段のランチならそれでもいいが、今日はお酒を飲みたいから遠慮しておこう。
女性なら小盛りにして30円引きをチョイスするのがオススメ。
テーブル調味料には七味がスタンバイ。
これが思っているよりも辛いので
「七味ってどうせ香りだけで辛くないんでしょ？」
というアンチ七味派の皆さんに是非使って欲しいと切に願う。
食べ終わりほっと一息ついていると
奥の厨房の忙しい様子に気がつく。
「この細長い店内で効率的に営業していくには回転を早くするしかないんだよね〜」
という声が聞こえてきそうな忙しさ。（決して聞こえた訳ではない）
注文してから提供されるまでの速さは一見の価値があると思う。
凄いな〜と感心していると机の下に何やら気配を感じた。
覗いてみるとそこには少年マガジンが。
おや忘れ物か？
と思い他の机を見てみると隣の机の下にはジャンプ、その後ろの席の下には週刊誌が置いてある。
どうやらお店のご厚意のようだ。
しかし、注文してからすぐに提供されるから読む時間なんてあまりない。
勝手な解釈かもしれないが
「ぶぶ漬けでもどうどす？」と聞かれているような気分である。
こういう些細なことで
「今日は京都に来ているんだな〜」と変に実感した食体験だった。
「永正亭」行ってみた感想
京都に来たら一度は行くべきお店かもしれない。
と思わされる雰囲気と味が確かにそこにはあります。
繁華街の近くの割に値段も安く、素直にオススメできるお店。
しかし、京都らしさも感じれて（勝手に）
観光地感もある。
絶対に行ったほうがいいよ！
とまでは言わないけど、時間とお腹に余裕があれば行ってみて欲しい。
ごちそうさまでした！！
「永正亭」詳細
【 住所 】京都府京都市下京区貞安前之町611 GoogleMap
【 電話 】075-351-6016
【営業時間】月、火、木〜日 11:00〜19:00
【 定休日 】水
【 席数 】26席
【 喫煙 】全席禁煙
【支払方法】現金のみ
3月20日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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