怖い位魅力的妖怪の麦酒 京都河原町 「スタンドうみねこコト」

【京都】河原町

永正亭でそばを啜ったあとは古着を見たり、錦市場を彷徨いたりと

京都っぽい過ごし方をしたものの

本来の目的である居酒屋が全然開いてくれない!!!

と乱れた心を救ってくれたのは京都のオアシス「スタンドうみねこコト」です。

大阪西成に醸造所を構え、心斎橋などでお店を展開するうみねこグループ。

今思えば大阪でも行けたな〜とは思うが

思いの外楽しめたから結果オーライ。

今回は金曜日の16:00、1人カウンター席で乾杯してきました。

「スタンドうみねこコト」店内の雰囲気

お店に入るとまず目に入るのがこの巨大なサーバー。

最大タップ数は35タップと京都最大級のタップ数。

河原町周辺ではおそらく一番。(知らんけど)

今回はオープンしてすぐに入店したのでタップの目の前という

一番いい席を案内してもらった。

個人的には一番テンションの上がる席。

お店は清潔感に溢れており、おひとりさんでもデートでも友達とでも使いやすい雰囲気。

奥にローテーブル席みたいな空間があるものの

グループでの入店はあまりオススメできないかも。

コースターとおしぼりの可愛さに癒されたところでメニューを確認。

今日のタップはこんな感じ。

21タップもあると正直自分の勘だけで頼むのは難しい。

STYLE、ABV、IBUを頼りに1杯目をチョイス。

一枚めくってみるとそこにはフードメニューが。

フードメニューは今回は軽くだけでいいな。

と思っているので一旦スルー。

次のページはなんとも現実的なページである。

Mサイズの部分の

缶ビールと同じくらい!

という文字とは裏腹に

下に書かれた値段はそれとはかけ離れており

楽しい雰囲気から一瞬現実に戻される感じがまた良い。

今年の私は

クラフトビールをたくさん飲むぞ〜!

と意気込んではいるものの

その目標を達成するためにライターの仕事増やさないとな〜

という理想と現実問題に板挟みにされている自分がここにいる。

そんなことばかり考えていてもどうしようもないので

とりあえず重めのビールを飲んで忘れよう。

「スタンドうみねこコト」いざ実食!

LOCK UP DOG DIAMOND S1100円

DDH NE IPAという種類のクラフトビール。

DDHとは ダブルドライドホップの頭文字(英語で書くのが面倒になったのでカタカナで)

ホップの香りを強く感じることができるのが特徴とのこと。

NEとは ニューイングラントのことを指す。

イングランドと言ってもこちらはアメリカのニューイングランド地方のことを言うらしい。

特徴としては苦味薄めで香り高く、濃いオレンジもしくはゴールド色をしており

少し濁っていること。

調べてみると私の好きなHazy IPAとは親戚くらいの関係性らしい。

情報が多すぎて正確性に欠けるが、どうやら私の好きな系統らしい。(これも不確か)

一口飲んでみると

苦味は思っているよりも強く、香り高く華やかで飲みやすい。

ホップとがっぷり四つといった印象。

個人的にはかなり好みで、スイスイ飲めちゃうクラフトビールだ。

一緒に出してくれるお水も

このカップに入っていると特別に感じる。

酔わないように飲むお水なので

確かに特別と言えば特別。

いや、特別と言うよりも大切って感じか。

一杯目に満足し、次はどれにしようかなと物色していると

店員さんの中でも特にクラフトビールに詳しそうな女性店員さんが話しかけてくれた。

「今日はお休みですか?」

というくだらない会話の始まりだったが

今年からクラフトビールにハマり出したこと。

ちょっと苦目のビールが好みであること。

などの情報から店員さんとお好みが似ていることが判明。

話の流れから良さそうな銘柄を選んでもらったのでそれを注文。

HITOTSUME-KOZO WEST COAST IPA S900円

妖怪のひとつ目小僧が名前についたなんとも恐ろしい一杯。

その見た目のクリアさとは裏腹にIBUは50。

人は見た目で判断しちゃいけないよ

なんてよく言われるが

ビールも見た目で判断しちゃいけないのかもしれない。

ちなみにIBUとは苦味の指標。

これを覚えておくとクラフトビールはグッと選びやすくなる。

このひとつ目小僧、飲み口は確かに苦い。

しかし、喉を通過した後に残るのは華やかな香りと爽快感だけと

本当に恐ろしいくらいに飲みやすい。

こんな恐ろしい妖怪は家に持って帰れないな。

と考えながら不意に振り返ると、、、

一番手前の冷ケースの上から2段目の緑色が

まさにこのひとつ目小僧である。

ガッツリと目が合ってしまったが無視することにする。

ついでに見渡してみると

缶、瓶を問わず多数のクラフトビールが取り揃えられている。

タップと缶、瓶を合わせたらどんな数になるのであろうか。

数えてみようかと一瞬思ったが

そんなことしても疲れるだけだとすぐにやめた。

軽めのアテが欲しいなと思い

ラムと蓮根のつくね 680円

を注文。

これがまた美味しい。

粗めにミンチされたラム肉は独特の臭みと旨味が引き出されどこかジューシー。

そこに大きめカットの蓮根が絡み食感にアクセントを出す。

添えられたパクチーと一緒に食べればエスニック料理に早変わり。

卵黄を崩せば幸せが雪崩を起こす。

こりゃビールが進んじゃうね〜

となるのは想像に容易いのではないでしょうか。

その雪崩の勢いそのままにもう一杯飲みたいな。

そうだ。さっきの店員さんに相談しよう。

と少し待ってみたもののバックヤードから出てこない。

仕方ないので自分で選んでみることに。

この店では三杯までと決めていたのでこれが最後の一杯になる。

ちょっと軽めが良いな。

と思ったので

西成ライオットエール S900円

最後は軽めのAmerican Pale Aleをチョイス。

スタンドうみねこでも人気のこちらは華やかで飲みやすい仕上がり。

家に帰ってからブログを書くのに調べてみると

ここのビールにはそれぞれ物語が設定されており

見ているだけでも結構楽しめる。

是非、クラフトビールファンだよって人は調べてみて欲しい。

三杯をサクサクっと飲みながら新しい発見と情報収集ができたお店だった。

新しい発見とは

滋賀にあるTWO RABBIT BREWINGの存在を知れたこと。

妖怪シリーズは結構個人的に好きな方向性な気がする。

得られた情報っていうのが

京都で昼飲みするのは難しいってこと。

京都の人は昼飲みするなら大阪に出てくるらしい。

これは結構有益な情報だし、実際に来て話を聞かないと知れない情報だと思う。

あとはオススメのお店を数軒教えてもらったので

この後時間とお腹のキャパに余裕があれば行ってみようと思う。

「今日お休みですか?」から始まるくだらなそうな会話でも

その人によっては有益な情報が得られることにも気付けた貴重な経験だった。

やっぱり口コミが一番信用できる情報源だな。

「スタンドうみねこコト」行ってみた感想

雰囲気も店員さんもタップもフードも全部良い。

欲を言えばもう少し安くなればもっと良い。笑

お昼から空いているお店が少ない京都の中では

比較的早めにオープンするので

まずこのお店でエンジンかけてから飲みに行くなんてパターンがいいのでは?

タップの数は本当に多いので、絶対に新しい発見があるはず。

でも注意して欲しいことがある。

ここでガッツリ飲んでガッツリ食べると会計がエラいことになること間違いなし。

0次会、2次会で使うのが個人的にはオススメ。

うん。間違いない。

ごちそうさまでした!!!

「スタンドうみねこコト」詳細

【 住所 】京都府京都市中京区蛸屋町160-3 GoogleMap

【 電話 】075-741-6510

【営業時間】月〜日 16:00〜23:00

【 定休日 】不定休

【 席数 】立ち10席、奥の椅子席4席ほど

【 喫煙 】全席禁煙

【支払方法】現金、カード、電子マネー、QRコード決済可

3月21日現在の情報につき変更されている可能性があります。

行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。

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