路地奥酒場で見つけた幸 京都河原町 「ツキノコグマ」

【京都】河原町

ふらっと京都編はここ「ツキノコグマ」にて物語終結です。

ここはスタンドうみねこコトのクラフトビール好きの店員さんに教えてもらったお店。

ビールの趣味が合うからオススメされたところも多分良いんだろう。

と口コミを信じて向かってみました。

今回は金曜日の19:30頃、1人カウンター席で乾杯してきました。

「ツキノコグマ」店内の雰囲気

このお店、ベロベロに酔っていては見つけることが困難。

なにせこんなに奥にあって、路地に入り込まないとその全貌が見えない。

軽くお酒が入った状態でのこの距離は

さながらトライアスロンをするのと同じである。

その上、この路地の目印になる看板も

近くに寄ってみれば

あぁここか。

なんて思うが

この距離では判別がかなり難しい。

そのため、初めて行くときは必ずGoogleマップを見ながら行くことをオススメする。

たまにGoogleマップを見ていてもたどり着けないお店もあるが

(神戸にある20種類のつくねのお店は本当に辿り着けない)

ここのお店には無事到着できることをここに記しておきたい。

やっとの思いでたどり着いたお店はなんとも京都っぽい外観。

この段階で店内が賑わっていることが分かるほどに人が入っているようだ。

恐る恐る引き戸を開けてみる。

おっとその前に

この可愛い看板も写真撮っておこう。

熊なのか犬なのかウサギなのか分からない生物が描かれており

なんだかちょっとほっとする。

店名から推測するにおそらく熊なんだろうな。

と思うが真実はあえて聞かないことにしよう。

ガラガラっと扉を開けカウンター席に案内してもらう。

めちゃめちゃに賑わっている。

時間帯もちょうど仕事終わりに飲みに行こうかというタイミング。

入れたのが幸運だったなと思える程に人気である。

客層は思いの外広く、若いカップルから管理職おじさんコンビまで

誰でも受け入れてくれる懐の深さがあるようだ。

明るい店内で吊るされたおしゃれな蛍光灯がゆらゆら揺れていた。

振り返るとそこにはフードメニューがあり

かなりセンスのいいラインナップ。

もし私がマイケル・ジャクソンだったら

「ここからここまで」と全部のメニューを頼んでいただろう。

しかし、現実世界の私にはそれをする勇気はない。

その上、お腹のキャパも空いてないしお金もそんなにない。

ここまで京都に来てから

韓国料理→そば→クラフトビール→♯→ゴー☆ジャス(レボリューションブックス)

と短編小説のように細々と私の物語を書き綴ってきた。

そらお腹いっぱいになるはずだ。

ここでは日本酒ちょっとアテ少しで行こう。

と作戦を立てドリンクメニューを覗く。

日本酒はまだまだ勉強中なので

頼もうと思っているフードとの相性とかは考えられない。

安直な考えで京都のお酒を選ぶことにした。

裏面にはフードのメニューがあり

私が惹かれる魔法の言葉

「おばんざい」

が並んでいたものの、注文するメニューは既に決めていた。

それでは最後の乾杯に移ろうではないか。

「ツキノコグマ」いざ実食!

京都のお酒

脱兎 550円

ツキノコグマでツキノウサギを注文。

お仕置きされそうなシチュエーションだか

なんの問題もなく一口。

すっきりしつつも旨味がある。

なんてそれっぽい感想を書いてみるが正直そこまで覚えていない。

美味しかったな〜程度しか覚えていない。

しかし、それくらいが理想的な飲み方ではないかと思う。

仲の良い友達と飲みに行った時に話した内容なんて

9割9分覚えていないし、覚えていてもどうせくだらない話しかしていない。

でもそんなひと時が来週からの仕事を頑張る原動力になったりするもの。

「私言ったじゃん!覚えてないの!信じられない!!!!怒」

なんて怒られかたしても覚えていないものは仕方ない。

でも、楽しかったな〜ってことはちゃんと覚えているから許して欲しいものである。

関係ない話は突然に。(ラブストーリーは突然に。のやつ)

と言わんばかりの逸れ方をしたが話を戻していきましょう。

アテに選んだのは

干し柿バター 450円

ちょっと注文のセンス良すぎて会社員をやらせておくには勿体無いよね。

と誰も褒めてくれないから仕方がなく自画自賛をしてみる。

干し柿の甘さとバターの芳醇さを合わせたら美味しいに決まってる。

それくらい小学生でも知ってるよ。

マクドのホットコーヒーは最初熱すぎて飲めない。

ということくらいにみんな知ってるよ。

それをあたり前田のクラッカーみたいなやつに乗せて食べれば

自然な甘さとバターの風味、そこにクラッカーの塩味が合わさり最強無敵のアテ完成。

これは一生食べれるやつだ。

追加オーダーは

イカワタクリームコロッケ 490円

自分のセンスに脱帽。

なんでこんなうまそうなものばかり頼んでしまうんだ!!

もっとハズレのメニューとかもあるだろ!!(このお店にはそもそもハズレがなさそうだが)

と自分を責めてはみたものの

「ハムカツ、ポテサラ、ポテトフライ!!」

と威勢よく注文していた頃には戻れないようだ。

これが大人になるってことなんだろうな。

その当時の私のことを懐かしみながら飲む脱兎は

さっきよりも少しだけ苦いような気がした。

かくして目の前に届いた逸品に箸を伸ばす。

コロッケ自体にイカワタが混ざっており、その上にネギと塩辛が乗っている。

一口で食べれば美味しすぎてもう◯ぬ。

濃厚なコロッケはまるでクリームコロッケのようなトロトロ系。

そこに塩辛の風味とネギのシャキッと感がプラスされ、まるで芸術作品の域。

これが京都編の〆料理。

最高の形での〆にとても満足している。

最後の最後までしっかりと噛み締め

コロッケと幸せを全身で感じた私。

この余韻を楽しむために少し先斗町の辺りを歩いてから

阪急に乗って帰ろう。

思えばそばを食べた永正亭を出てからずっと立ちっぱなし。

しかし、私の足取りは京都に来たお昼よりも軽くなっていた。

「ツキノコグマ」行ってみた感想

雰囲気も味もコスパも最高。

やはりあの店員さんとは気が合いそうである。

今度京都に来た時も1軒目はスタンドうみねこコトから始めてみようと思う。

ここは普段使いでもデートでも使えるお店のため

知っておいて損はない。

カジュアルな雰囲気ながら2人の距離を近づけてくれそう。

そんな不思議な雰囲気を持ったお店です。

2人で行ったらちょこちょこ色んなメニューを食べれそう。

いや、待てよ。

1人でも1軒目にくれば色々食べれるか。

次は序盤に来てみよう。

うん、そうしよう。

ごちそうさまでした!!!

「ツキノコグマ」詳細

【 住所 】京都府京都市中京区貝屋町561  GoogleMap

【 電話 】075-366-5103

【営業時間】月〜日 15:00〜23:00

【 定休日 】無休

【 席数 】36席 1階立ち飲み28席 2階貸切8席

【 喫煙 】全席禁煙

【支払方法】現金、PayPay可

3月28日現在の情報につき変更されている可能性があります。

行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。

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