私はパン屋さんが好きだ。
お店いっぱいに広がる甘い香りやトングをカチカチしながら歩くこと、お店の奥で無愛想な職人がせっせとパンを作っている光景のどれも好きである。
私は大真面目にパン屋さんにはロマンが詰まっていると思う。
そんな大好きなパン屋さんでお酒が飲めるなんて私の夢を叶えてくれるのが「THE BAKE」だ。
やっと立ち飲み営業を再開されたので、早速行ってみることにした。
今回は金曜日の21:20頃、2人立ち飲み席で乾杯してきました。
「THE BAKE」店内の雰囲気
お店は三宮駅から山側に坂道を歩き続けること10分ちょっと。
他にお店もなくなり辺りが暗くなった頃に突如現れる。
正直、ここに行くよと宣言せずに女性を連れて行こうとすると
ちょっと。いやらしいホテルに連れて行かれるのでは?
とよからぬ心配をかける可能性があるので、世の男性諸君は気をつけて欲しい。
お店はかなり洒落てます。
ウエスト周りが気になるメガネおじさんである私が1人で行こうものなら、何の罪も犯していないのに逮捕されそうな雰囲気である。
お店の中が立ち飲みスペースになっており、外のテラス席は中が混んでいる時に解放されるシステムらしい。
お店に入ってみると、目が覚めるくらい美人な店員さんがいてまず驚く。
このままではマズい(何が?)と思い、慌ててメニューに視線を落とす。
うん。これも洒落とんかい。
好きなん食べ
実にシンプルながら良い言葉だ。
この日はみんな大好きウフマヨが売り切れとのこと。
フード以外のメニューは特になく、ドリンクは冷ケースから直接取ってくるシステム。
それじゃあと冷ケースに移動すると
いや、洒落すぎてちょっと震えてきたわ。
ボトルのワインを筆頭にビールやソフトドリンクまで幅広いラインナップ。
最初にイキって美人店員さんに
じゃあケースに入ってるハイネケンも取ってきたらいいんですね。(ドヤ)
と言ったもののよく見たらハートランドで肝を冷やした私。
酔った状態でイキるものじゃないな改めて勉強になった。
お店の壁面に固められたパンは自由にとって良いとのこと。
自由にとっていいが食べ放題ではないのでご注意を。
パンは甘めの種類しかなかったので〆的な感じで後で食べようかな。
イキって肝を冷やし酔いも覚めてしまったので、とりあえず飲んでいこうかな!
「THE BAKE」いざ実食!
VEDETT 770円
with coriander という言葉に惹かれて手にとったビール。
お店が混んでいれば自分で栓を抜いて飲むところだが、この時間は幸運にも空いていたので美人店員さんが開けてくれた。
美しい見た目もさることながらフルーティな香りがぶわっと広がる味も良し。
これは飲みやす過ぎて危ないビールだ。
パテ・ド・カンパーニュ 700円
好きなん食べ。と言われたので心の赴くままに選んだパテ。
ハムナプトラに出てきそうなお皿に乗ったこれが実に肉肉しくてお酒に合う。
そのまま食べてもいいし、ぼってりお皿に乗っているマスタードにつけて食べてもいい。
ちまちま食べてちびちび飲みには最適なメニューだ。
口の中がこってりしてきたら、横に添えられているチビピクルスでリセットできる。
これは価値のある一皿だ。
ここでパンを調達してきた。
このパンを選ぶ時間も結構テンションが上がる。
2人でどれにする?あれにする?いやこっちか?とかやっている時間が尊い。
今回選んだのは
いちぢくのタルト 値段忘れ
と
シナモンロール 値段忘れ
いちぢくのタルトは自然な甘さが心地よく口いっぱいに広がる。
外側がザクザク系のクッキー生地なので実に甘党の私好みだ。
ほろほろと崩れやすいので大きめカットで豪快に食べましょう。
食べる前に温め直してくれるシナモンロールも美味。
目の前に届いた時から感じるシナモンの香りがなんとも優雅。
上にかかっているグレーズも上品な甘さで食べ進めるごとに幸せに近づいている感覚だ。
シナボン好きの私も大満足!(あまり嬉しくないな)
とパンを食べながらビールを飲み干したのでここからワインタイムで〜す。(エドはるみ風に)
(誰が覚えてんねん)
というあなたの心の声を代弁しましたが、私はまだ酔っていません。
オレンジワイン グラス800円
最初の口当たりはさっぱりしつつも厚みのある旨味が追いかけてくるワイン。
オレンジワインとはなんぞや?
と思った人は私の過去のブログでちょっとだけワインの違いを書いたのがあるのでそちらを参考にしてみて下さい。
さぁどんどん飲んでいきますよ〜
シャルドネ グラス1100円
特徴的なラベルがお洒落な白ワイン。
正直、結構酔っていたのであまり味を覚えていない。
しかし、飲みやすく美味しかったことは覚えている。
白ワイン 値段忘れ
〆のワインも白。
なんだかスッキリしていたような気がする。
以上。
こんなにグダグダでも大丈夫〜。(銀行に行けなくても大丈夫〜の吉高由里子風に)
ワインは店員さんが選んでくれるので安心して飲める。はず。
後輩と熱い仕事の話を語り合いながら飲むワイン、食べるパンは最高だった。
あ、嘘つきました。
飲んでいる時に仕事の話をしないのが私のモットー。
だってこんなに洒落ている雰囲気が台無しになっちゃうもん。
世の中には仕事の話よりもっと面白い話がたくさんあるよ。
そういうことをきちんと教えてあげられる大人になりたいなとつくづく思う。
そう思いながらワインを飲み干しお会計。
閉店時間に近かったこともあり、1人1個お土産にパンをいただいた。
こりゃ洒落たサービスだな。
こんなお店知ってたらモテそう。
うん?なんでお前は独り身なのかって?
何か目からこぼれそうだったので慌てて空を見上げた。
神戸の空は少しいつもより濁っていた。
「THE BAKE」行ってみた感想
洒落過ぎ。
フードのレベル高いしドリンクも洒落てるし雰囲気最高。
おじさんである私はここはデートでくるお店やと思いました。
おじさん1人飲みは絶対にダメ。
おじさん2人飲みもダメ。
ってかおじさんが行ったらダメです。
女性2人飲みとかなら全然OK。むしろ店選び良き。
途中、普通にパン屋さんとして利用している人もいて少々驚いた。
とにかくここは洒落過ぎている。
ごちそうさまでした!!
「THE BAKE」詳細
【 住所 】兵庫県神戸市中央区加納町2-3-12 1F GoogleMap
【 電話 】078-778-3852
【営業時間】月〜日 10:00〜17:00 STAND営業 金土 17:00〜23:00
【 定休日 】不定休 インスタで告知あり
【 席数 】10席ほど
【 喫煙 】全席禁煙
【支払方法】現金、カード、電子マネー、PayPay可
7月22日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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