神戸は中華の街だと言っても過言ではない。
日本三大中華街の1つである南京町を擁し、大小問わず無数の中華料理店が軒を連ねている。
そのため、神戸の人はそれぞれにお気に入りの町中華のお店を抱えているらしい。
しかし、私にはお気に入りの町中華がまだない。
いや、まだなかったという言い方にしておこう。
その理由はここ「唐子」に出会ってしまったからだ。
今回は金曜日の19:00頃、1人カウンター席で乾杯してきました。
「唐子」店内の雰囲気
お店の位置はJR三ノ宮駅東口から徒歩2分ほど位置にある。
もっともわかりやすい伝え方は、おそらくグリル一平三宮店の目の前という言い方なはず。
もしくは神戸三宮シアター・エートーの並び。
これでわかるのは神戸っこの証だね。
お店の外観は昭和レトロな町中華といったところ。
時間が19:00と混む時間であったため入れるか心配であったが、今回はギリギリカウンター席に滑り込むことに成功した。
お店の造りはカウンター席が5席程度、4人掛けのテーブル席が2席、あとは2階にも席があるらしいがその規模感までは把握できなかった。
まぁそこまで大箱ではないが、狭すぎるお店でもない。
といったところだ。
メインで調理している女将さん、それをサポートしながらドリンクなどを捌く大将。
2階席への配膳やその他の雑務をそつなくこなす娘さんの3人体制でお店を回している。
家族経営で一番いいのはその雰囲気、仲の良さが伝わってくるところだと思う。
このお店はそこが満点で、待っている時間もなんだか幸せを感じられる。
あと、娘さんが結構な美人だ。(これ重要)
おっと、話が脱線しそうなので元に戻していこう。
メニューはかなり種類豊富で驚いた。
焼きそばだけでなく焼きビーフンもあるのか。
汁ビーフンなんて少し珍しいメニューもあるな。
ご飯ものにはドライカレーも控えており盤石のラインナップだ。
ドリンクメニューも町中華にすれば豊富な方だな。
裏面のメニューもなかなかに強力だ。
これぞ町中華といったメニューが並ぶ。
今回は1人だし、この後も少しブラブラする予定だから厳選したメニューで攻めようか。
よし、そうしよう。
「唐子」いざ実食!
ビール 550円
喉が乾いては戦はできぬ。
ってどこかの武将が言っていた気がするからとりあえずビールを注文。
スーパードライだったから、このお店とは相性良さそう。
手酌でグラスにビールを注ぎ、クッと飲み干せば実質そこから週末は始まっている。
今週もよく頑張ったと自分を労い飲むビールはいつもより美味しい気がする。
この日の店内は満員御礼、忙しく料理を作る女将さんとビールの栓を抜き続ける大将、汗だくになりながら配膳する娘さん。
まさにてんやわんやといった光景だった。
そのため、
女将さん「お兄さん餃子いってる?」
いや、まだ来てないですよ。
娘さん「隣のお兄さんも追加で餃子頼んでたよ」
女将さん「あらま、ちょっと待ってね〜」
隣のお兄さん「全然急いでないんで大丈夫ですよ」
大将「このお兄さん(隣のお兄さん)水餃子は来てるで」
女将さん「はいよ〜」
娘さん「2階席豚キムチとザーサイと春巻き追加で」
女将さん「はいよ〜」
的な感じで本当に忙しそうだった。
人気店は大変だ。
なんてことを考えているところに
焼ぎょうざ 350円
が到着。
パリッと焼かれているのが見ただけでわかる美しい餃子だ。
あらかじめ調合されているタレにつけて一口食べてみる。
うん、これは美味しいぞ。
もっちりした厚めの皮は歯ごたえ良く、焼かれた面はパリッと仕上がっている。
口の中で2つの食感が共存する不思議な瞬間があり、食べていて面白い。
中の餡はニラ感強くて実に私好みの味付けだ。
タレの横に添えられた辛い何かは唐辛子系の辛味が強く、ちょっとつけて食べるといいアクセントになり美味しい。
餃子専門店だと言っても誰も疑わないようなハイレベルな餃子に仕上がっているなという印象を受けた。
牛腩飯 850円
今回のメインは牛腩飯。
手元に届いた瞬間勝ちを確信した圧巻のビジュアルと五香粉のいい香り。
どこかの口コミにビーフシチューをご飯に乗せたようなメニューだと書かれていたが、それは大きな間違いであると訂正してあげたい。
まぁ、台湾のビーフシチューはこんなんやで。
とか言われれば話は変わってくるが、おそらくそんなことはないだろう。
大ぶりにカットされた牛肉はジューシーかつ旨味が強い。
小松菜奈(小松菜)はその癖を出しているものの、醤油味の餡がうまくまとめてくれている。
ご飯は少し水分値高めだが、それが餡との親和性を高めてくれている気がする。
全ての具材のバランスが絶妙でかなり美味しい。
たぶんこれなら食欲がない時でもぺろっと食べれそうだ。(それはお前だけだよ)
兎にも角にも美味しいから、本当にあっという間に完食してしまった。
今思えばテーブル調味用の酢とか使ってちょっと味変すれば良かったな。
なんて意見もあるだろうが、たぶん次もこのまま食べちゃうと思う。
だって1回食べ始めたら手が止まらなくなっちゃうんだもん☆。(ぶりっ子)
あ、やめて!離脱しないでー!
失礼しました。
おじさんのぶりっ子ほど見てられないものはないですよね〜。
という正論を自分にぶつけたところで少し雑談を。
この日、半年ほど続けた長髪(パーマ後なんとなく前髪降ろしたスタイルにしていた)からの卒業のため美容院に行きまして。
いつも担当してくれているイケイケ美容師と相談しながらスッキリした髪型に仕上げてもらいました。
久しぶりに軽くなった頭に満足し、その足で向かったのがこのお店唐子。
そのお店で何やら聞き覚えのある声がするなと思ったら
さっきの美容院で、隣に座ってカラーしてもらっていたイケイケおじさん(見た目サーファー)がいるではないか。
どうやらこのお店に来るためには身だしなみを整えてくる必要があるようだ。
町中華にドレスコードがあることを知った32歳の夏の日。
まだまだ世の中には知らないことがあるんだな〜。
そう思いながら見上げた夜空は、いつもより明るく感じた。
「唐子」行ってみた感想
私はこのお店が大層気に入りました。
と書くと上から目線のように感じるかもしれないが、そうではない。
やっとお気に入りの町中華が見つかったということだ。
味、値段、接客、雰囲気のどれもが良い。
あとビールがアサヒなところも良い。
次はカレーラーメンを食べたいが、行けるのは1ヶ月後くらいかな?
なぜって?
だって美容院に行くのがそれくらい後だからだ。
秋に向けてちょっと伸ばすんだったら2ヶ月後とかになるな。
うーん、悩ましい。
ごちそうさまでした!!!
「唐子」詳細
【 住所 】兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町5-6-5 GoogleMap
【 電話 】078-222-3800
【営業時間】月〜金 11:30〜15:00 18:00〜21:00
【 定休日 】土日祝
【 席数 】13席 2階に3卓
【 喫煙 】全席禁煙
【支払方法】現金のみ
8月22日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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