西明石編の終着駅はここ「いなだ屋」
行くあてもなくふらふらと歩いていると偶然見かけた
安くてうまい
と書かれた看板。
ちょっとこれは気になるじゃないかと突撃してみることに。
赤提灯がなんとも乙だね。
今回は土曜日の17:30頃、2人カウンター席で乾杯してきた。
「いなだ屋」店内の雰囲気
お店はJR西明石駅東出口から歩いて5分ほどの位置にあり、駅の海側(南側)の飲み屋さんが集まるエリアの中心にある。
今回巡った「弐拾番」や「ぎょうざ一番」なども近くにあるので、おなす居酒屋巡礼をする際も便利だと思う。
おなす居酒屋巡礼?
これは一旦置いておくことにしようか。(んな言うなよ)
ガラガラっと扉を開き入ってみると、そこにはなんとも大衆的で居心地のいい空間が広がっているではないか。
この日は地元の草野球の審判の集まりがあり、座敷席は全て埋まっていた。
そのため自動的にカウンター席に案内された。
これどないしてトイレ行くねん。
と心配になりながらもメニューを確認していく。
ちなみにこの写真の一番奥、時計の下に落書きのようなものが見えると思うが
これ、実は元サッカー日本代表の岡崎慎司のサインだった。
そう、かの有名な岡崎慎司だ。
そう、ミラクルレスターの一員である岡崎慎司。
そう、私が草サッカーのプレーの手本にしている岡崎慎司。
そう、地元滝二出身の岡崎慎司である。
近くでじっくりと見たいところだったが、草野球の審判おじさんたちの圧が強くて近づけなかった。
悔しい思いをグッと堪えながらメニューを確認していこう。
焼酎や日本酒たちがお店の一番奥から頼んでくれよと呼んでいる。
この雰囲気のお店で飲むコーヒー焼酎はどんな味がするんだろうか。
瓶ビールは銘柄を選べたので珍しく飲み比べしてみた。
上段と下段で文字のクオリティが全然違うのは、おそらく上段を女将さん下段を大将が書いたんであろう。
逆だったら申し訳なく思うが、たぶんあっているだろう。
やっぱり海が近いからお造りがおすすめなんだろうな。
かんぱちのお造りいいな。
おすすめのホワイトボードが2枚目。
この2枚目のラインナップが秀逸すぎて見ているだけで心がほくほくしてくる。
揚げ物、焼き鳥も充実しており隙のないラインナップだった。
メニューは壁面にたくさん掛けられているので、選んでいる間に首が固まってしまう可能性があるので注意が必要だ。
もう4軒目なのでそこまでお腹は減っていない。
とりあえず、いつものやつを召喚するとしようか。
いでよ!!!
「いなだ屋」いざ実食!
ビンビール(中) 500円
あれ?
インスタやとキリンじゃなかった?
と気づいたあなたは天才です。
おそらくあなたはサイゼリヤの間違え探しで全問見つけることができるスキルの持ち主だろう。
このお店は先ほどいったように、瓶ビールの銘柄を選ぶことができる。
そのため、一旦馴染みのスーパードライで乾杯し、後で飲み比べとしてキリンに切り替えた。
結論どっちも美味しいんだが、個人的には乾杯はやっぱりスッキリした辛口が好みだ。
付き出しとして出されたのはポテトサラダ。
たぶん、ぶちゅっと袋から出されたであろう味つけだが、こういうのが意外と悪くない。
牛すじ煮込み 500円
量が食べれないのでちまちま食べれるアテを注文。
このチョイスが正解だった。
トロトロに煮込まれた牛すじと味しみしみのこんにゃくが衝撃的に美味しい。
結構しっかりめに味がついているので、これだけでご機嫌に飲める優秀なアテだ。
免罪符のネギが上に乗っているので罪悪感もなし。(それは人によるやろ)
揚げなす 400円
スリムでスタイルのいいなすをたっぷりのつゆにダイブさせたこのメニュー。
味は美味しいんだが難点はその食べにくさにある。
ガブっと噛みつき噛み切ってやろうと思っていたが全然切れない。
私のような小太りメガネおじさんであれば
噛み切れへんから一口でいったろ〜。
ができるが、口が小さい可愛いおにゃのこ(女性)であれば難儀すると思う。
そのため、箸の使い方に自信があるのであれば縦に割いてから食べることをおすすめしたい。
味しっかりのアテをつまみに2人で機嫌よく飲んでいると、隣の草野球の審判おじさんたちに少し絡まれた。
適当におじさんたちをあしらって(いい意味で)いると、
「おっちゃん奢ったるからなんか飲み〜」
というなんとも有難いお言葉を頂戴したので、、、
生ビール おっちゃんの奢り
奢ってもらったビールがこの世で一番美味しい説立証。
美味しすぎて一口でここまで飲んでしまった。
とここで大将から、、、
枝豆のサービスをいただいた。
お腹いっぱいになってきたのでちょうど欲しいなと思っていた枝豆。
まさかサービスでもらえるとは。。。
大将の優しい気持ちも相まって、いつもより美味しく感じた。
と嬉しい気持ちになっていると、とり天もサービスしてもらった。
1人1個ずつというジャストサイズでこちらもかなり嬉しい。
カリッとジューシーでとり天のお手本のような美味しさだ。
いや〜大満足やな〜
と2人で話していると、先ほどビールを奢ってくれたおっちゃんが
「なんか食べるか〜、なんでも言えや〜」
という太っ腹発言をいただきましたので、お言葉に甘えて(本日2回目)
カンパチお造り おっちゃんの奢り
なんとも綺麗なビジュアルのカンパチは脂が乗って絶品だった。
醤油につけると脂がジュワーと広がるくらいのいい脂乗りだ。
カットも肉厚だし、これを奢ってもらえるのはマジで最高だ。
無事奢っていただいた料理も食べ終え、ビールも飲み干した。
そろそろ出ようかと大将に声をかける。
会計をしながら大将に感謝を告げる。
隣の草野球の審判おじさんたちとは仲良くなったので、最後は握手をしてお別れ。
中でも一番濃く絡んだ色黒ガッチリのおっちゃんは
「いつでもおるからいつでもおいでな〜」
といってくれたので遠慮せず西明石に来たときは寄ってみようと思う。
西明石にある人情を一箇所に集めたようなお店だった。
なんだか、お腹だけでなく心も満たされたような気がする。
私もおっちゃんや大将のような歳の取り方をしたいな。
やっぱり居酒屋にはいい出会いがある。
これだから飲兵衛はやめられない。
「いなだ屋」行ってみた感想
人情に溺れた。
お店にいる人全員が優しさと愛情に満ちている素敵なお店。
今まで行ったお店の中でもトップクラスの居心地の良さにリピート確定だ。
次行った時はいっぱい食べて大将に恩返ししないとな。
世界の優しさの連鎖の出発点はここ、いなだ屋で間違いない。
次来た時に大将に岡崎慎司のことも聞いてみよう。
最高だったぞ西明石。
ごちそうさまでした!!!
「いなだ屋」詳細
【 住所 】兵庫県明石市西明石南町2-15-1 GoogleMap
【 電話 】078-922-1760
【営業時間】月〜日 17:00〜23:00
【 定休日 】不定休
【 席数 】カウンター、座敷合わせて30席ほど
【 喫煙 】全席喫煙可
【支払方法】現金のみ
9月10日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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