訪問難易度S伝説の名店 大阪北浜 「カシミール」

【大阪】北浜

ここ「カシミール」はスパイスカレー好きなら一度は名前を聞いたことがあるのではないだろうか?

そう、ここはスパイスカレー発祥のお店と言われている伝説の名店だ。

訪問難易度は極めて高いが、幸運にも近くで仕事があったので初めて訪問できた。

うん、楽しみすぎて軽く吐きそうだ。

今回は木曜日の12:00頃、2人カウンター席でランチしてきた。

「カシミール」店内の雰囲気

お店は各線北浜駅から徒歩5分ほどの位置にあるためアクセスは悪くない。

しかし、ここは火曜日から金曜日の12:00〜16:00までしかやっておらず、その時間に行っても確実に空いているとは限らないという訪問難易度が極めて高いお店なのだ。

この日もお店付近に着いたのは11:30くらいだったが、お店の前にOPENするともしないとも書かれていないので、一旦営業車に帰って待機することに。

11:45頃、お店の近くに行ってみるとお店から数メートル離れた位置にある電柱付近に何やら列ができている。

ん?これは何?

Googleマップの口コミを読み込んでみると、どうやらこれがカシミールの待機列らしい。

先輩に声をかけ急いでその列に並んでみる。

これあってんのか?

と不安になるものの、これしか手がかりがないので藁にもすがる思いで列に並ぶ。

すると、列に並んでいた他のお客さんがカレーがどうとかこうとか話出したので、どうやら合っているみたいだ。

Googleマップさまさまである。

列に並び始めて10分程、もうすぐ開店の時間。

そこにお店の前に一台のタクシーが停まった。

キョロキョロとしながらカシミールを観察する青年、こちらの列に気がついたようだ。

「これってカシミールの列ですか?」

と聞かれたが、正直わかって並んでいるわけではないので

え、た、たぶん、、そうだと思います、ぐへへ。

と気持ち悪い返事しかできず、自分が嫌になるおじさんは私です。

気分が少し落ち込んだが、お店への入り口が空いた瞬間そんなことは忘れた。(都合いいな)

お店はこの入り口の奥にあり、L字カウンターに席が6席しかないコンパクトな造りだ。

お店が空いているかどうかはこの看板が出ているか否かで判断できそうだ。

また、OPEN時間が遅れる場合は入り口に貼り紙がされるらしい。

どちらにしても不確定情報なので、参考程度に聞き流して欲しい。

お店に入った瞬間に感じるスパイスのいい香り。

スパイスの香りってなんでこんなに食欲を刺激するんだろうか。

今回は運良く1巡目で入店できたが、1巡目で入れないとオペレーションの関係でかなり待つことになる。

ちなみに1巡目に入ろうと思うと今回のようにだいたい30分前くらいに着いておけば大丈夫そうだ。

厨房に大量に置かれたCDも気になるところだが、皆さんは時間がかかるオペレーションの方が気になるのではないだろうか?

オペレーションの問題点とはGoogleマップの口コミでも多く書かれていたが、一度の調理で3食までしか作れないということだ。

マスターのこだわりから、同時に調理するのは3食までと決まっており、そのせいで1巡目に入ったとしても後半組であれば少し待つことになる。

確かにこれは問題点といえるし、悪い口コミを書かれるだろうなというポイントではある。

しかし、私はちっとも問題点とも悪い点だとも思わなかった。

その理由はマスターが一皿ひと皿凄く丁寧かつ繊細に作っているからだ。

そのうえ、コンロも3つしかなく、それをフルで活用し作っているので決して怠慢というわけでもない。

マスターがこだわり抜いた一皿を提供するために必要な時間だと私は感じた。

メニューはこちら。

定番どころのビーフやキーマ、チキンの他にラムやヤサイなどの変わり種のメニューが並ぶ。

私が気になったのは左側にあるミックスというメニュー。

あいがけなのかな?

と思ったがわからなかったのでマスターに聞いてみると

ミックスとは具材を追加することで普通のカレーよりちょっと豪華になるということらしい。

別にミックスにせんでも十分美味しいけど、どうせ食べるならミックスにするのがおすすめだよ。

というニュアンスのことを言われたので、せっかくならとラムのミックスAにしてみた。

ちなみに白米が玄米を選べるのだが、これは玄米がある場合だけで終わり次第終了するらしい。

ぽっこりお腹が気になる私は玄米をチョイス。(健康思考)

お金は前払い制なので注文と同時に支払う。

現金しか使えないのかと思っていたが、どうやらPayPayも使えたらしい。

見かけによらず進んでいるじゃないか。(失礼)

1600円を支払いワクワクしながら待つこと数分。

目の前に待ち焦がれた伝説の一皿が到着!!!!

「カシミール」いざ実食!

ラムミックスA(玄米) 1600円

目の前に届いた瞬間スパイスの風が吹く伝説の一皿。

ミックスにしたからか、彩り鮮やかで見た目が美しい。

これがスパイスカレー発祥のお店のカレーか。

と少し緊張しながらスプーンを握る。

思っているよりもさらっとしたルーはあっさりしていながらもスパイス感強め。

ガツンとこないものの、食べ進めるにつれ体がポカポカしてくる感じた。

辛さも控えめで食べやすく、これは香りを楽しむカレーなのかもしれないな。

具材はなすや水菜、トマト、大根とさまざまで食べていて楽しくなってくる。

やはりミックスにして正解だったと思える瞬間だ。

主役のラムは臭み0で食べやすく、いい部分だけが癖として残っている。

やはり私は羊が好きだ。

玄米はもち麦のようなもちもち食感でカレーとの相性抜群。

玄米なんて食べれば食べるだけ健康になれるやつ。(限度あり)

でも白米でも美味しかったんだろうな。

食べ進めていると、一見カレーには合わないんじゃないかと思う豆腐を発見。

カレーに豆腐?おいおいマスターも血迷ったのか?

なんて思っていたが、これがなんともおもしろ美味しい。

カレーに豆腐は初めての食体験だったが、これが案外イケる。

しかし、家のカレーに豆腐を入れても美味しくないんだろうなといった感じ。

このカレーだからこそできる組み合わせ。

スパイスカレー発祥のお店はやはり他のお店とは違うらしい。

カレーに添えられたピクルスたちもかなりいい仕事をしてくれている。

左から順に

玉ねぎ きゅうりのQちゃん にんじん

というスタンダードなラインナップながら、カレーとの相性がいいので特別感があるように感じた。

ちなみに、、、

おかわりできるのでいっぱい食べても大丈夫だ。(限度あり)

カレーとピクルスってなんでこんなに合うんだろうね。

とか考えながら飲むようにスパイスカレーを胃袋に流し込んでいく。

いつの間にか残りはわずか。

これは悲しい。

名残惜しさを感じながら最後の一口を口に運ぶ。

ごちそうさまでした。

体を駆け巡る充実感を噛み締めながら余韻に浸る私。

これはサウナと同じくらい整える一皿だ。

ネガティブな気持ちをデトックスすることでポジティブに前向きになれる食べ物。

こんな素晴らしい食べ物他にある?

「カシミール」行ってみた感想

素晴らしい。

スパイスカレーの歴史を感じる一皿に感動すら覚えた。

マスターのこだわりが強すぎてどうとか、提供スピードが遅いとか悪い口コミも目立つが気にせずチャレンジして欲しい。

マスターは凄く親切だし、聞いたらなんでも教えてくれるから私としては好印象。

スパイスカレーも絶品だし、悪いところは1つもないよ。

スパイスカレー好きなら一度は行った方がいい。

ごちそうさまでした!!!

「カシミール」詳細

【 住所 】大阪府大阪市中央区東高麗橋6-2 GoogleMap

【 電話 】06-6944-8178

【営業時間】火〜金 12:00〜16:00 なくなり次第終了

【 定休日 】土日月

【 席数 】6席

【 喫煙 】全席禁煙

【支払方法】現金、PayPay可

10月23日現在の情報につき変更されている可能性があります。

行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。

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