
神戸飲兵衛界隈で、今熱いと盛り上がっている最注目エリア二宮。
これは調査(飲み食い)せねばと、最初に訪れたのは「肉と和食時々魚 だんだん」。
お店のインスタを覗くと、アナログ店主が織りなす肉和食というものがいただけるとのこと。
事前に予約し、お腹を減らせて行ってみた。
今回は水曜日の18:00頃、2人カウンター席で乾杯してきた。
「だんだん」店内の雰囲気
お店は各線三宮駅から歩いて7分程度の位置にあり、
駅方向から行くと、レトロな雰囲気を残す二宮商店街を抜けた先にある。
並びには街の憩いの場である二宮温泉があり、その近辺の風景はまさに昭和。
いい感じの街だな〜なんてほのぼの歩いていると見つけた、だんだんと書かれた赤提灯。
入り口には予約で埋まっているよという内容の札がかかっており、
かなりの人気店であることがビンビン伝わってくる。
ちなみに水曜日といってもお盆真っ最中の水曜日だから、その凄さがより分かる。
扉に手をかけ開けてみると、そこにあるのは、、、

急でキュートな階段だ。
本能的に帰り気をつけないとな〜と思いながら登った先に広がっていたのは、
ワイワイガヤガヤといい感じに盛り上がっている素敵な空間。
昭和レトロと言うと少し言い過ぎかもしれないが、いい意味でTHE酒場って感じの雰囲気。

おじさまの団体が占拠する座敷にしっぽり飲めるカウンター。
やっぱりこういう雰囲気のお店が大好きなんだよ、私は。
いいな〜と思いながら案内された席に着く。

こういう箸袋も好き。
バタバタと忙しそうな店主とおそらく若いバイトのお兄さんを眺めながら、
今日の〆への道筋を組み立てていくことにする。
(つまりメニューを見るってことね)

見開き最初のページはイントロダクションとしての挿絵と
予約限定のお造り盛り合わせの宣伝だ。
ちなみに私は予約組なので、いかにも美味しそうなアレを予約済みなんだぜ〜。

次のページは予約限定のコースが並ぶ。

ここからがその日に頼めるメニューたちだ。
よくばり御前が本当によくばりだなと感心しながら、隣のページのアラカルトを確認。
ほうほう、これが肉和食というやつなのね、と舐めるように全てに目を通す。

このページはパワー強めの肉の塊焼きとご飯系のメニュー達だ。
今日の〆はすでに決めているので、そこまでどう攻めるか。

まぁまずは喉を潤してから決めることにしよう。
ドリンクは種類豊富、日本酒は別メニューでの展開だったが写真を撮り忘れた。
まぁ、今日はあいつで攻めると決めていたので気にせず注文。
早速届いた、いつものあいつで乾杯だ。
「だんだん」いざ実食!

アサヒスーパードライ 700円
お盆の暑さを吹き飛ばす爽快な喉越し、やっぱり私はスーパードライ派だ。
スーパードライで体を冷やしたところで、フードメニューを注文。
最初に届いたのは、、、

ん?なんだ?
豆腐バーか?
切って断面を見てみると、、、

マスカルポーネチーズ明太子 660円
なんだ〜マスカルポーネチーズ明太子かよ〜、びっくりさせんなよ〜
とは言っていないが、確かに棒状だと何⁉︎って感じだよね。
マスカルポーネチーズで明太子を巻いたこちらは、
ちまちまイケる系の新日本代表に選出される可能性を秘めるレベルで激美味。
濃厚×濃厚という、まさにギルティな一本。
これは是非食べて欲しい、出てくるの早いしね。

せろりのきんぴら 350円
お次は和食界の重鎮きんぴらを、セロリを使ってアレンジした一品。
爽やかなセロリの香りがふわっと広がるきんぴらは、
アテにもなるしご飯のお供としても優秀そうなハイクオリティな仕上がり。
シャキッとした食感の心地よく、これも実に飲兵衛好みの逸品だ。

牛たたきと鮮魚の姿盛り 一人前1800円
※写真は二人前。
事前予約の際に注文しておいた、豪華絢爛な牛たたきと鮮魚の姿盛り。
パッと見二人前とは思えないボリューム感で、とってもワクワクする。
この日の主役は顔付きのほうぼう。
その他全6種類のお造りと、店主こだわりの牛たたきがついて1800円というのは
ちょっと信じられないハイコスパだ。
しかし、肝心なのは味だよ味。
とうるさい美食家のようなスタンスでほうぼうをひと口。
ねっとりした身は旨味が強く、口いっぱいに海が広がる〜。
(つまり激美味ってこと)
他のお造りの種類は忘れてしまったが、店主が全部丁寧に説明してくれるので安心して欲しい。
端に追いやられた牛たたきも噛むほどに旨味が溢れる系で、
個人的には柚子胡椒をつけて食べるのがおすすめだ。

たん酢 880円
豪華絢爛なひと皿を楽しんだ後に頼んだのが、見慣れないメニューであるたん酢。
メニュー表には、牛タンの酢の物と書かれていたが、全くイメージができない。
論より証拠ということで注文、手元に届いたが、まだ味のイメージができない。
綺麗なピンク色のタンを箸で掴み、口へ運ぶ。
うんうん、、これは、、、ちょっと、、、半端ないぞ。
お出汁に浸けられた牛タンの上にかかっているのは、
さっぱりした三杯酢とマイルドな口当たりが特徴の黄身酢のブレンド酢。
牛タンのジューシーな旨味とブレンド酢の濃厚かつさっぱりした爽やかさ、
これらが複雑に口の中で絡まり混ざり合うことで、他にない究極の肉和食に仕上がっている。
これは絶対に頼むべし、と言い切れる悶絶必至の至極の肉和食。
これを食べずに、席を立つべからず。

塊焼き(マルシン) 1900円
たん酢に悶絶しているところに届いた、なんともエロい肉の塊。
ちょっと寄って見ようか。

え?これって直視していいやつ?
なんとも官能的な断面、そこから滴るのは良質な肉汁。
120g前後という肉の塊を、丁寧に30分以上かけて火入した、まさに肉の傑作。

元焼肉屋さんの経歴を持つ店主がこだわり仕入れた良質なお肉の旨味を
余すところなく堪能できる逸品。
今回注文したマルシンは赤身なので、肉本来の味を感じることができる
店主のおすすめは山椒をつけて食べること。
ここの店主がいうんだから間違いない。
ちょっと食べ終わってしまうのが勿体無くて、
マジでこの味のガムを発売して欲しいと願った。
(絶対にバカ売れすると思う)
ひと切を三等分にして、ちまちまと食べ切ったところで頼んだのが本日の〆。

ブルーチーズ釜めし 950円
ワイン好きのために開発されたというギルティな釜めしは、
〆というよりもはやアテ。
ぶわっと店中に広がるブルーチーズの癖のある魅惑の香りは
好き嫌いがはっきり分かれると思うので、苦手な人は頼まないよう注意が必要だ。
(好き!!って確証がなければ注文はやめた方がいいくらいブルーチーズ満点な仕上がり)
ちなみに私は好き!!!なので、インスタで見かけた時から注文することは決めていた。
仕上げに卵をご飯によく絡めて完成。
茶碗によそい、ひと口ばくり。
ちょ、、、これは、、、ブルーチーズの暴力だ。
ブルーチーズの癖のある香りバーン、お米の甘みドーン!!
これは堪らない。

味変アイテムとして添えられているのは、実山椒とトリュフ塩。
個人的は実山椒をちょっと乗せて食べるのが好みだったが、トリュフ塩もなかなか良き。
はぁ、食べ終わっちゃう。
と完飲完食目前に突然ブルーに。
それくらい満足度の高いラインナップに、正直脱帽だ。
最後のひと口を無事食べ切り完飲完食。
無事お会計を済ませ、最後に軽く店主と挨拶をさせていただく。
慎重に階段を下り外へ。
これはいいぞ二宮。
もうちょっとフラフラしてみるか。
二宮温泉の看板が煌々と光る。
その下には野良猫が一匹。
これはいいお店が見つかる予感。
「だんだん」行ってみた感想
新ジャンルの肉和食、これは飲兵衛なら抑えておくべきかと。
特に塊焼きとたん酢。
この2品、本当に美味しすぎて思わず笑っちゃったよ。
時間帯によっては予約なしで入れることもあるみたいだけども
事前にインスタのDMで予約していくのがベター。
二宮屈指の人気店、その実力はちょっと半端なかったです。
階段に気をつけて、あなたも是非。
ごちそうさまでした!!!
「だんだん」詳細
【 住所 】兵庫県神戸市中央区琴ノ緒町4-2-3 GoogleMap
【 電話 】非公開
【営業時間】月〜土 15:00〜22:00 金のみ18:00〜22:00 ※ただし予約が入れば15:00〜OPEN
【 定休日 】日
【 席数 】16席
【 喫煙 】全席喫煙可
【支払方法】現金、カード、PayPay可 ※カード、PayPayの場合は料金に変動あり
8月28日現在の情報につき変更されている可能性があります。
行かれる際は公式HP、SNSでの確認をお願いします。
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